私が渓流釣りを始めたのは25歳の時。 以来、大物を釣りあげた喜び、楽しい思い出、怖い思い出、痛い思い出、辛い思い出がたくさんあります。
その中でも2001年7月5~6日は忘れることのできない経験をしましたので、その思い出を渓流釣りのスタートページにしてみました。
この日は新たに購入していたリュックを持って一泊の釣行を計画しました。 天気予報は5日は晴れ、6日は午後から崩れるとのことなので6日は少しだけ釣って早目に帰ることで GO!
  



 釣り始めて1時間半、ようやく渓流にも太陽の光が 
 射し込んで来ました。(6時15分)         
 前方のやや奥に白っぽく見える石の先は大きな淵  
 となっていて川通しでは行けません。       
 急な岩場を木につかまってへつっていかなければ
 なりません。緊張です。
             




 スタート(Topの画像)は今まで遡行してきた渓流
を振り返って撮影した画像です。
その画像の左の崖に見えるピンクのユリは???     
崖を見上げて撮影した画像ですがヒメサユリとは
花弁が違うようです。                   
それに時期的にもヒメサユリにしては遅いし崖は
水分が多くヒメユリには適さないのでは?と疑問。    

今夜の寝場所・・・テントを設営し画面左下の小さな
水場を風呂代わりにして一段落。           
明日のためにズボンやシャツを広げてテントや木に干
して夕食の準備中。(17時30分)         

釣り上げた岩魚は3尾ですが30センチを頭に良型です。
撮影中に3本の串の内1本の串が倒れてしまいました。
右のビールの缶はもう空です。           
この後、岩魚をつまみに焼酎タイムと夕食。     

19時30分には寝袋に包まれ、ラジオを聴きながら
夢の中。             

雨がテントを打つ音で目を覚ましたのが4時過ぎ。 
その雨がたちまち強くなってきました。 しばらく様子を見ようとテントの中で待機していましたが雨が止む様子はあり
ません。
それどころかバケツをひっくり返したような雨に変わってきました。
ビールの空き缶脇の幅30センチ、深さ10センチほど小さな流れが濁り水に変わり、音を立てて流れ始めました。
帰るためには本流を渡らなければならないので慌てて着替え。 乾かすために干していたズボンやシャツはびしょ濡れ。 
普段の着替えとは逆でびしょ濡れの状態に着替えてテントをたたみ出発。
通常この場所から帰路のための山道に出るには30分ほど尾根を登ってから沢に降りて40分ほど沢登りして山道に辿
りつけるのですがその沢は今、ものすごい濁流で身震いするほどです。
ぼやぼやしていると本流が渡れなくなる。
その思いから方向を頼りに主尾根を登り詰めることにして雑木をかき分けながら進むこと40分。
一息入れようとリュックを降ろしたら、なんとバンドでリュックの外に留めて置いたテントと釣竿3本が無い。
慌てて今、登って来たルートを10分ほど引き返したが見つからない。 無駄な時間は潰せない・・・テントと釣り竿
は諦めて再出発。 前方に岩壁が立ちはだかれば引き返して水が引くまで待つしかない。
行く手を遮るものがないことを願って登ること約1時間。 木々の間から明るさが見える・・・尾根も頂上に近い証拠
です。出た~無事に見慣れた山道に出ました。
この山道を40分下れば本流の渡渉場所です。 ここまで来れたことに安堵しながら脚を急ぎました。
渡渉場所に着いて本流の流れを見ると茶色に濁って川底は見えません。流れて来る木の葉やゴミの速さから流速はある
ようですが水かさは雪解けの頃より少ない。 なんとか渡れると判断し、一歩一歩、足先で川底を探りながら渡渉成功
です。 楽しさと怖さを同時に味わった釣行でした。

7月14日に行方不明になったテントと釣り竿を探しに同じルートを歩いてみましたが発見出来ませんでした。


これは釣りのページでスケールの目安として使用している鉈です