真空管アンプ作り  (その1) 2005.10~                      

 30数年前に6BQ5という真空管を出力管としたアンプを作ったことがあったことから昔、憧れていたKT-88やUV845、211などの
      真空管を使ったアンプを作ってみたくて、慣れないハンダ鏝を握りました。キット製品だけどやはり自分のオリジナルなものにしたくて抵抗やダイ
      オード、配線材等を好みのものに変更して組み立てを開始しました。
     
  出力管は三極管UV845とUV211の差し替えが可能です。ドライバ段はKT88、電圧増幅管は12AX7.。抵抗類はリケノーム、
     VRは東京光音製に変更しました。組み立ては毎日、晩酌を終えてから少しづつのんびりと進めました。そのせいか最後の配線チェックでは
  2箇所の配線ミスが見つかりました。
  完成後、真空管を24時間エージング(慣らし運転)を行ってから音出し。今まで使用していた半導体アンプとは比較にならないほどタンノイのスピ
  ーカーが水を得た魚のように伸び伸びと鳴ってくれます。 出力管を差し替えて音の違いを確認してみた結果、UV845は音の広がりやきらびや
  かさが感じられます。 UV211は音の広がりはあまりありませんが温もりが感じられます。聴き疲れしません。クラシック向きかも知れません。
  布団に入ってJAZZを鳴らしますがCDが終わる前に眠ってしまうことも度々です。そんな時は真空管が暖房器具代わりになって部屋を暖めて
  くれます・・・夏になったら大変かな?
                
今回はメインアンプの製作なのでCDプレーヤーと接続してCDしか聴くことが出来ません。レコードを聴くためにはプリアンプが必要なので次の工作課題
      
     プリアンプが完成しました  (2006.1)
   
部品を並べて
 
基板部分の配線終了
 
これから本格的に配線
   2005年の完成を目指したけど色々なハプニングがあって結局、年が明けてしまいました。これも配線材やボリュームなど
      を変更してちょっと手を加えました。 レコードに針を下ろすとCDとはまた違った音の世界が広がります。レコードには
      こんなに良い音が刻まれているのかと改めて感心しています。

   








  無事に完成です。青く輝いているのがプリ
 アンプです。





2014.08以前


2019.08現在 
  システムの概要

レコードプレーヤー マイクロ精機 DD-7
(2007.4退職)
    〃 DENON DP-1300M
(2007.4仲間入り)
カートリッジ シュア M97EX
(2014.8仲間入り)
   〃  〃 M75ED
   〃 DENON DL-103 
(2014.8退職)
   〃 オーディオテクニカ AT120Ea/G
(2014.2退職)
CDプレーヤ マランツ SA8400
(2014.2退職)
   〃 SONY SCD-XE800
(2014.8仲間入り)
プリアンプ サンバレー SV-722
今回製作(2005.10)
メインアンプ   〃 SV-2(Ver.2003)
(2006.3仲間入り)
   〃   〃 SV-2(Ver.2007)
(2007.3仲間入り)
スピーカー タンノイ
エジンバラ (2016..11退職)
   〃  〃
オートグラフ ミニ (2008.4仲間入り、2016.10退職)
   〃 音工房Z
Z1000-FE108sol (2016.12仲間入り) ユニットをFE103solに変更
イヤースピーカー
Stax SR-6
メインアンプ(2台目)の組み立て と1台目の改造(2007.3)   
           
 最初に組み立てたアンプはUV-211専用にして新たにUV-845のメインアンプを組み立ててみました。 このアンプは電源部分と基板などが既に組み立て済みであまり作る楽しみがありません。 そしてこのアンプはボリュームが付いていないのでプリアンプ側で音量調節をしなければならないのですが 左右独立したボリュームのため面倒です。 そこでメインアンプ側にボリュームを付けてみました。 音質的には悪影響なのですが爺さんの耳にはわかりません。1台目のアンプは遊びでNFBを掛けないようにする切り替えスイッチを取り付けてみました。 NFBを掛けないと歪が多くなることは理論上明白なのですが音は元気になります。 UV-211は温もりがあり優しい音質なのでNFBを切ってやることで音に元気を付けてみました。 歪はやはり爺さんの耳にはわかりません。いい加減な装置といい加減な部屋、そして爺さんのいい加減な耳にはこれで十分です。  
      
       
   TANNOY Autograph mini   
小型のスピーカーでセット位置の変更は容易なのであれこれ動かしているうちにメインのエジンバラの音が気になり最初からセッテングのやり直し。まだまだスピーカーから音離れしていないように感じる。ボーカルや楽器の奥行き感をもっと出せないものか挑戦中。目指す音は奥入瀬渓流グランドホテルのロビーでBGMを流していたテクニクスのスピーカーSB-E100。まるで空から舞い降りてくるような爽やかな音を出していました。リサイクル店でSB-E100が出ていましたので少し心が動いたのですがスピーカーの素質はエジンバラが劣る訳は無いはずと自分に言い聞かせ思いとどまりました。 
   UV-845(CETRON USA製)
高価な真空管ですがGD(ゴールディンドラゴン)のUV-845をCETRON製に差し替えた途端に高域が金粉が舞う様に変化しました。でも毎日聴いているとその感動も段々薄れてきます。   

 RCA 6SN7GTB  東芝 6SN7GTB

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