1.Volumeの清掃
ボリュームの操作で少しガリ音が出るので摺動子を清掃。デリケートな部分なので接点回復剤を清掃用ペーパーに薄く湿らせて軽く拭き取り何回かツマミを回します。 |
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2.スパークキラーの交換
動作は正常のようなのですがプラスチックのカバー部分にひび割れが出ていましたので岡谷製のS1201に交換。
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3.カップリングコンデンサの交換
予防的な意味合いもありますが Sizuki、オレンジドロップなどのメーカー製のコンデンサに交換。
下の画像の緑のコンデンサ(2.2μF 400V)も交換したかったのですが配線が入り組んでいて私の腕では不安なので次の機会にします。
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今回、取替えたカップリングコンデンサなどの部品です。点検中にカソード抵抗の一本がなぜか焼き切れてしまった(原因不明)ので抵抗も交換。交換後は何も異常ありません(なんだったのか?)。 |
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4.スピーカー端子をバナナプラグ対応に変更
amazonからベーク板とバナナプラグのメス部分を購入して加工を行い端子を交換。しかし、このメス部分の長さが短かくバナナプラグを挿し込んでも不安定なので後日交換します。
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5.真空管のバイアス調整
LX38に使用されている出力管、50CーA10はLUXMANとNECで共同開発された真空管で、非常に評判が良かったったのですが半導体に押され製造中止に追い込まれてしまいました。今ではオークションサイトからしか入手できませんが程度の良いものは高額です。この真空管を長く正しく使うためにはバイアス調整は必須です。
LUXMANではこの真空管のバイアス電流を35mA程度と推奨しているようなのでテスターで各々のカソード抵抗(10Ω)両端で電圧が0.35V近辺の値となるように調整します。
* 以上でメンテナンスが完了です。 現在、順調に稼働中。
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