SPEAKERの工作室(その1)    

         フォスターFE103Σと言えば古いオーディオマニアならきっと記憶があると思います。10cm口径のフルレンジスピーカーユニット
                       です。 その当時はフォスター電機(株)で通っておりましたが現在はFOSTEXブランドでスピーカーユニットやシステム、オーディオ関連
                        機器を提供しています。                                                       

         以前ネット上でFOSTEXのスピーカーユニット”FE-206E”を使用したスピーカーシステムのページを読み、いつか自分もと思って
               そのユニットを買い求めていました。20センチ径のフルレンジスピーカーユニットです。                        

         そのような状況の中、WE(ウィスタン・エレクトリック)の通称ランドセルのレプリカであるスピーカーBOXが販売されることを知り平成
         24年4月に予約注文を行い11月に入荷しました。 本来はWE-755Aのレプリカ(本物は中古でも手に入らない)のユニットを入れ
         るのが夢なのですが高価なのでとりあえず手元にあるFE-206Eユニットを取り付けられるのではないかと挑戦してみました。   

         その結果は?

 
                
 


FE-206EとWE-755Aのレプリカは取り付けるビスの位置が
違うのは事前に把握していたのでどのようにするかは一応考えて
いましたが・・・・

既に取り付けてあるビスを抜き、鬼目ナットをFE-206Eの取り付
け穴位置に打ち込んでビス締めする作戦でした。

でも、現物を前にしてやってみるとビスが抜けません。
無理をしてビスを傷つけると後日WE-755Aのレプリカを取り付け
られなくなる。

諦めて16cm口径のユニットが取り付けられないのか検討したらな
んとかなりそうなので方針を変更し,16cmユニットを購入して再挑戦。
 

  
          
スピーカー端子もFOSTEX製に取替え
 


 
 




16cm口径のユニットを付けるために取付用の板をホームセンターで
加工してもらいました。
 















ユニットは少し回転させて取付用板のビスとユニットが競合しないよう
にしました。
 

 









平成24年11月22日にFF-165WKユニットの取付けが完了し
ました。

最初は後面開放で鳴らしてみましたが貧弱な音で聴ける状態では
ありません。
その後、密閉、バスレフと試してバスレフタイプにすることにしました。


測定器がある訳でなし、ポートの大きさが違うバッフル板を3枚ほど
作って試し、一番と思うバッフル板で固定しました。


これが完成した姿です。
早速、音出しをした結果はあまり芳しくありません。

低域はそんなに伸びていませんが品の良い感じです。
中域は明るく、押し出しが良いのですが高域は耳に突き刺さる
感じで聴き疲れします。 エージングが進めば落ち着くのか?

             平成26年9月
高域も落ち着いてきました。オーケストラの弦の音も嫌みなく
聴けますしJAZZのボーカルも透明感あふれて良い感じです。
ただ、低域だけは口径が小さいので期待はできません。 
このスピーカーに合ったジャンルの音楽を楽しむことで満足。



Electro Voiceの20cm口径のフルレンジユニットや
やPARCオーディオの17cm口径のフルレンジユニッ
トなども取り付けられそうなのでいつか工作してみます。

 

 



2019 バッフル板を交換・・・市販のダクトを2種類購入し試して
みました。


聴き比べをしたけれどこれが正解なのかは不明ですが画像のダクト
にしました

そしてバッフル板の取付方法を鬼目ナットを使用して本体がダメージ
を受けないように変更。

いい加減な爺さんには測定器も知識もはありませんので、劣いた耳で
判断するしかありません。

結局これで ”良し” としました。
















 

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